世界的に金融危機が広がっているため金融市場は文字通り混乱に
陥っているわけですが日本も例外ではなく日経平均株価は7000円
台に突入する勢いで下落しています。
実際に不動産など一部の業種では資金難から破綻する企業が相次
いでいます。そんな中、今回はファンドの倒産リスクについて簡単で
はございますが解説させていただきたいと思います。
残念ながら、いくら運用のプロと呼ばれるファンドマネジャーでも運用
に失敗すればファンドの運営を続行するのは困難です。
ですので、当然のことながら購入された投資信託を実際に運用して
いるファンド会社が倒産する可能性も十分ありえます。
しかし、仮にファンド会社が倒産したとしても購入された投資信託が
紙クズになることはありません。投資家の資産は守られます。
そして、万が一連鎖的に受託会社である信託銀行が破綻したとして
も投資家の大切な財産は守られるのです。実際には投資信託の優
れた資産保全の仕組みによって守られているのです。
実際に投資信託の運用資金をはじめとした財産を管理しているのは
ファンド会社では無く受託会社である信託銀行が管理しています。
そして、信託銀行は銀行の資産と投資家から預かった資産を分別し
て管理していることから、万が一信託銀行が倒産したとしても大事な
資産はしっかりと確保されることになるのです。
もし、仮にファンドの運用会社が倒産した場合は、ファンドを運用して
くれる別の運用会社を捜さなければならないのですが、見つからない
場合は強制的に繰上げ償還となります。
繰り上げ償還となった場合は時価で資金が返済されます。
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