投資信託はファンドマネージャーが運用銘柄を選ぶので、自分で銘柄を分析する必要が
ありません。それでいて少ない資金で効率の良い分散投資ができます。このためリスク
を分散しながら、高いリターンがねらえるという特徴がございます。
実際に様々なタイプの投資信託が存在するわけですが、そうした中から自分の好みの
商品を選べるといった具合に、いいことばかりの投資信託ですが、当然のことながら
購入するときに注意しなければならない点もあります。
言い換えれば、投資信託にも様々なリスクがあるわけです。まず、当たりまえですが
株式に投資するファンドは、株式市場の影響を大きく受けます。
これを市場リスクといいます。一方、国債や社債に投資する債券ファンドでは、債券を発行
している国や、企業の信用度がそのまま運用に影響するリスクがございます。
特に新興国のマーケットに投資するファンドは、政変などによって経済情勢が急激に悪化
することも考えられます。動くときは上下に大きく動きます。
これらのマーケットが大きく下げたり、債券を発行する母体にトラブルが起れば、ファンド
自体の運用にも悪影響を避けることができないので色々な意味で注意が必要です。
そして、運用利回りが低下するのはもちろんですが、元本を割ってしまうこともあります。
また、外国投資信託の場合は、為替レートの影響も大きく受けます。
購入時に比べて、投資対象国の通貨に対する為替が円安になれば、運用利回り以外に
為替差益がでます。また、二重にも儲かる可能性がある反面、円高になってしまう
ことによって為替損失を被ることになります。
今年の終わりから来年にかけて金融不安がさらに拡大することが予想されていますので、
大事な資産を守るためにも、安易に投資信託に投資するのは控えましょう。投資しない
ということも選択の一つに入れる必要があります。
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