今現在、金融市場の混乱から
投資信託の純資産額は大幅に低下しておりますが、
こうした状況下でも定期的に分配金が支給される分配型ファンドは人気があります。
特に
グローバル・ソブリン・オープンのような分配型ファンドは団塊世代を中心と
したリタイア層に人気が依然として高く、今後もさらに人気拡大しそうです。
この分配型ファンドは定期的に分配金が支給されるわけですが、当然のことながら、
支給された分配金にはそれ相当の税金がかかります。
一般的な追加型株式投信の普通分配金に関しましては所得税が7%、地方税3%
かかりますので合計で10%の税率で源泉徴収が行われます。
一方、分配金についてですが、分配金は大きく分けて普通分配金と特別分配金の
二つがあります。普通分配とは、ファンドの分配前される前の純資産総額が、当初
元本を超えている場合、その超過分から分配されます。
そして、もう一方の特別分配金はファンドの収益が出ていない状態で元本を取り崩
すことによって非課税となります。上述したことからお分かりいただけるように分配
金には
税金がかかりますので、余計にコストがかさむことになります。
投資信託はその商品としての特性上、中長期で投資するものであることから、長期
的視野にたって考えますと不必要に分配金は受けないほうが良いわけです。
投資効率が悪くなりますので、十分注意する必要があります。
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