人気のある投資信託を買ってみるの記事でグロソブ(グローバル
ソブリン・オープン)を紹介させていただきましたが、今回グロソブ
のデメリットについて補足させて頂ます。
実際にグロソブの人気が高いのは本当のことです。純資産高が
5兆円i以上もあるので人気の高さが伺えます。
基本的にグロソブは主要国の政府関連の債券を中心に運用され
ているので理屈としてはリスクが低いとされています。
また、いつでも購入することができるのも魅力なのですが、日本の
投資家が飛びついたのはこうした点ではありません。
グロソブは毎月安定的な分配金が支払われることで個人投資家の
多くが安心度の高い商品として受け止められたことによって、ここま
で人気が拡大することになったわけです。
実際に、グロソブが登場する前まで毎月分配金が支払われる投資
信託は皆無です。そして、運用益がでなければファンドは分配金を
支給しないのが一般的とされていたのです。
しかし、グロソブの場合は運用がマイナスでも支給されるのですが、
どこから支給されるのかといえば、当然のことながら純資産額です
ので、ファンドの価値は下がることになります。
そして、支給されるたびに手数料が掛かる上に税金もかかります
ので大きく削られることになります。
本来投資信託への投資はファンドの運用が上手くいくことで純資
産高が拡大されることに意味があるわけです。
確かに分配金が毎月支払われるのは安心度も高いように思われ
ると思いますが、本来得られる利益をほうきしてることになります
ので、こうした点を注意した上で投資すべきです。
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