金融不安が拡大したことによって株式市場が連日のように乱高下
をくりかえしているため、株式投資で中長期のポジションを建てる
のはかなり勇気がいる状況になっています。
こうした影響からか投資信託をはじめとした金融商品が大きな打撃
を受けている状態であるため、人気がグロソブのような定期分配型
ファンドに集中しているようです。
そんな中、今回は投資信託を選ぶさいの注意点について誠に簡単
ではございますが解説させて頂きたいと思います。
例えば、もし、仮に日本の主力株を中心に組成されているAAA株
ファンドという投資信託があるとして、このファンドの基準価格が20
%以上上昇していると仮定します。
すると、多く方は人気が高いことから、今後もこのファンドは大きく
上昇すると錯覚してしまいます。
この時見なければならないのは株式市場全体の動きで、もしすで
に日経平均株価が前年度の年初来高値より30%以上上昇してい
た場合にこのファンドが上昇する可能性は低いわけです。
なぜなら市場全体が既に過熱しているからであって、こうした状況
下では、こうしたファンドが大きく伸びる可能性はそれほど高く無い
と判断して、見送ることになります。
こうしたことは国内の投資信託に限らず、インドや中国などの海外
ファンドにもあてはまることです。ですので、投資信託を検討され
る場合は、まず全体をみてから個をみることを心がてください。
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